思念の滝壺

山に登る。

【準備編】穂高-槍縦走登山へ向けて

9/21-9/23にかけて、奥穂高岳から槍ヶ岳への縦走登山を予定している。

 

今回は準備編と題して、これまでの準備と当日の予定、日程を決めるまでのごたごたなどの諸々を記録しておきたい。

 

襲来した台風14号

もともとの日程としては9/18(日)に夜行バスに乗り込み9/19-9/21を行動日とする予定であった。丹沢登山を終えた次の日ぐらいには決定してバスの予約等も済ませていた。

だがそこに台風が直撃(しそう)!

https://tenki.jp/bousai/typhoon/2214/ (2022/09/17) より引用。

よりによって上りと縦走に充てる19日、20日に本州をがっつり通過する予報になってしまった。しかもこの台風、中心気圧が910hPa、史上まれにみるクラスに強力な台風ということだ。特に九州や四国では厳重な警戒を要する状況。

経験上、強力な台風であっても本州、特に東日本に到達するころにはかなり弱まって、普通の低気圧の様相を呈することが多いとも思うのだが、とはいえ来ることが分かり切っていて今から対処すれば回避できることが明らかな脅威に自ら突っ込んでいくのも非合理的と思い、日程を2日後にずらすことにした。予期せず降り出す雨にはその場でしっかり対処してやる、どんとこい!という感じだが。学生で時間には余裕がある強みを活かす。19日-20日には雨雲レーダーを注視してこの選択の是非を確認したい。

高速バスの予約は決済後も割と柔軟にずらせることを知ったのは今回の収穫だ。それに、山小屋についても事前であればネット経由で簡単に予約を変更できた。

準備

登山

本格的にいろんなところに登りだしたのは今年の夏からで、ここ2か月ほどの間に

を登ってきた。3000m超えの高山、長時間行動、縦走、岩稜歩きを一通り経験してきたので、この夏学んだことの総括で北アルプスに挑戦する。写真で見てもわかる険しい稜線、今から楽しみだ。

飲食物

長時間行動して長いアップダウンを歩き切った丹沢山で2L+500mL*2の合計3Lをちょうど消費しきったので、1日あたりの行動量はそれほどではない&山小屋で水を補給できる今回も同じ搭載量とする。少し余裕があるくらいの量になると思われる。2Lペットボトルを2本リュックに入れてしまうとどうしても重いし、それをやった富士山や北岳では結局余った。

白根御池小屋で食事をとらなくて後悔したことの反省として、山小屋で夕食はとる。朝もできれば食べたい。それを踏まえて行動食は控えめでも問題ない。カロメ3箱でもいいんじゃないか。

道具

  • ソフトシェル・パンツを追加調達。
  • キャップ。日光と、あと落石からの最低限の保護としていちおう新調。
  • 手袋。スマホ操作したいので指ぬきで。

ルート・日程

20(火) 夜行バス乗車

21(水) 上高地バスターミナル-穂高岳山荘

前穂高岳登山道から岳沢経由で奥穂高岳穂高岳山荘まで。前穂高岳あたりから稜線歩きに、その手前にも長い鎖などに注意。

標準コースタイムは7時間50分。経験上ゆったり歩いても標準コースタイムの1.2倍ぐらいにはなるのでそれで計算すると6時間30分。天気や体調、当日のタイム次第では前穂高山頂まで登るのもありか。

22(木) 穂高岳山荘-槍ヶ岳山荘

稜線歩き。三点支持、丁寧な足運びが必要になりそう。

標準コースタイムは10時間20分。かなり長いが、距離によるものではないため体力的な問題は少ないと予想される。1.2倍補正をすると8時間40分。6時出発で15時前には槍ヶ岳山荘には着きたいところ。

23(金) 槍ヶ岳山荘-上高地バスターミナル

槍沢、横尾山荘を経由して下山、梓川沿いに上高地BTまでひたすら歩く。槍の人気ルートではあるらしいのだが、地図上で見ても川沿いのほぼ平地を歩く部分がとにかく長い。これを行きも帰りも通るのはけっこうしんどくなりそう。帰りを解放感とともにゆったり歩くのは悪くないと思うが。

標準コースタイムは8時間、1.2倍補正で6時間40分。後半はほぼ全て平地歩きに費やされるらしい。バスには割と余裕をもって間に合いそうなのでこの日に槍ヶ岳山頂へトライするのがいいのかも。

 

 

楽しみ。