8/3から8/4にかけて、久しぶりに登山に行ってきた。
今回は日本最高峰の実績を解除しておこうと富士山へ。
富士山というとしっかり整備されてサポートも充実しているだろうということで、それほど気構えずに行くことを決めた。ルートも複数あるのでどれを取るか決める必要があったのだが、とりあえずこれを選んどけみたいな扱いをされている第一の選択肢は吉田ルートだった。ただそれを見たら逆張り精神が発動してしまい、じゃあ吉田は避けようとなった(いちおう実際的な理由もある、人気ルートは人が多くて山を楽しめなさそうということ)その上で東京側からのアクセスが比較的容易で、また難易度も高くないルートとして須走ルートを選択した。このルート選択にも発見がいくらかあったので後で記していきたい。
次に決めるのはおおまかなタイムスケジュール。初めての富士登山で余裕を持っておきたいので山小屋泊、できるなら高度が高いところで泊まって宿泊前後の行動がとりやすいように八合目に泊まることにした。
須走口五合目までのルートは新宿駅→新松田駅(小田原線)・松田駅→御殿場駅(御殿場線)・御殿場バス停→須走口五合目バス停(路線バス)で、5時過ぎに始発で出発して登山口に着いたのは9時半だった。吉田口はもっと東京からの距離が近いらしくさっそく後悔した。なるほど、人気の理由にはルート難易度だけじゃなくアクセスもあるのね。
ちなみに平日ということもあって電車もバスも十分な空きがあった。輪講と違ってリュックはそれほど気兼ねしない荷ではあるが、それでも周りを気にしなくてもいいのは助かる。御殿場線なんかはそれこそ登山客かなり多いのかなーと思っていたらそんなことはなく、見かけたのは2組ぐらいだったような。休日ならもっと多いかもだが。
バスから見えた富士山は雲がかかっておらずバッチリ快晴の様子。幸先がいい。このまま晴れていてくれー!と思いながら登山口に到着。
登山口ではしいたけ茶を出してもらったり体温測定済みの証明をもらったりしながら温かく送り出してもらい、すぐさま登山道へ。なお靴紐を結ぶ前に引っ掛けてスッ転んだ結果1mも登る前に左親指ががっつり切れる。おいおい大丈夫か。
登山開始!
9:50 須走口五合目出発
当初は石を乱雑にぶちまけた感じの段がメインの登山道で、この時点では標高2000m程度ということもあって広葉樹が生き生きと生い茂った光景を半袖ですたこら登っていった。しばらく登っていくと土砂崩れでも起きたかのような木のない山肌が眼前に現れ、その辺から森林は終わりを迎え始めた。土と岩石から構成された道は次第に均質な砂利道になりはじめ、勾配もなかなかなので登山靴必須だなこの道と改めて思う。グリップが効かない靴だといつまでも滑ってまるで登れないのでは?
途中再び林に入ったりしつつも森林限界が迫りくることを肌で感じ、六合目に到着。
10:50 六合目到達
この高度だからこそ感じられること、山の斜面を下る綿雲がいとをかし。もともと綿雲に美しさと若干の神秘性と恐怖(得体のしれない存在、中に何があるのか見えないし常に遠くにある存在)を抱いているので、それが自分の手に届く範囲にあることには何かを一つ理解したような感覚になった。
眼下を見るとそこにはいくつかの山々と山中湖が。途中まで山中湖の半分は低層雲にさえぎられていたが、次第に晴れて全体像が見えるようになった。
ちなみに幼稚園とおぼしき数人の先生と十数人の子どもの集団がかなりの軽装でこの辺を登っているのが気になった。さすがに頂上まで登らせようとしてないよな...?不安が残る人々だった。その後は全く見かけなかったから、途中の六合目か七合目あたりで切り上げてくれてたんならいいが...
11:20 本六合目到達(2700m)
12:00 七合目到達(3090m)
六合目までは地上とそれほど違わない気温で、半袖でも汗をかくぐらいだったが、この辺から涼しくなり始める。本六合目と七合目の間あたりから植生の限界が近づき、いよいよ登山道は岩石の様相を呈し始める。遮るものもないので突風も吹く。ああ非日常!万歳!
12:40 本七合目到達(3200m)
七合目で既に3000mを超えていることからも分かるように、この辺から拠点間の間隔が短くなり始める。登るきつさもハードになっているので、体感としては等間隔に近いが。
ここからだった、空気の薄さというものがどんな意味なのかを人生で初めて感じたのは。そして初体験すぎてきついながらもめちゃくちゃ楽しんでいた。どうきついかというと、何回呼吸しても酸素を取り込めた感じがしなくていつもの運動量だとすぐバテる。ならば肺をフル活用しなければと深呼吸すると、吐いている間の空気が供給されない時間に耐えられない!この感覚は地上で味わったことがなかったので衝撃だった。どんなに呼吸法を工夫しようが、薄い空気という制約に自分が使える酸素の限界が規定されるのだ。人によっては恐怖も覚えるんじゃなかろうか。幸い自分には高山病の症状は出なかったので登山を続行したのだが、呼吸のきつさは相変わらずだったので、結局自分にとっての最適解は「歩行の幅と回転速度を普段よりガッツリ下げる(速度にしておそらく半減している)、その上で呼吸は歩行のリズムに合わせて吸うor吐くを一拍ごとに行い、その一回一回を口呼吸でもいいのできるだけ深くする」というものだった。このぐらいでようやく酸素供給量と消費量・心拍の釣り合いが取れ、なんとか一定のスピードを保ち続けながら登ることができたのだった。きついがあまりにも新鮮な体験で本当に楽しかった!なお、スピードを出して人を追い抜いていくのは好きなので、遅くしたとはいっても他の人はごぼう抜きしていった感じがする。
13:10 八合目到達
いよいよ火山灰性の砂漠土壌で、砂が風にあおられてかなり舞う。サングラスを持ってきてよかった。最初は日光からの防御のみ考えていたが、登山だと砂塵を防げるメリットも大きいことを知った。
あとは、ここから九合目までの区間は均質な砂利で構成された斜面になっていて、登るのがストック無しの自分には本当にきつかった。呼吸のきつさも相まって。ストック欲しくなってきたな、まあストック使わず己の四肢のみで駆けるストロングスタイルが好きなのでしばらく買わなそうだが。
13:45 八合五勺(ごしゃく)到達
14:00 九合目到達(3600m)
九合目の時点で高度的にはほぼ山頂なんだね。3600て。ブログを書く段階で改めて見て少し驚き。
ここまで砂利道だったのに、怒涛の岩石+急勾配登山道に変わりラストスパート。やばかった。岩石が粗いので登る度に筋肉が酸素を消費し心拍が一気に加速し、それを補うための呼吸はまるで追いつかない。さすがに小刻みに小休憩を挟まざるを得なかったが、意地でスピードを維持して登り切った。
14:26 浅間大社到達(十合目)
とりあえず火口辺縁には到達!ベンチに座ってほっと一息していると大学生ぐらいの男子二人組に頼まれたので写真を撮ってあげた。すごく感謝してくれたのでとりあえずお気をつけてと返した。登山客同士の緩めだけどお互い助け合う交流、好き。
しばらく休んだのちに火口周回ルートに入る。左回りで行ったのだが、剣ヶ峰手前にはここまでで一番と思えるほどの急な砂利道が待ち構えていた。これを下るのは厳しそうなので火口周回は左回りが基本かもしれない。
山頂で遮るものもないため風はかなり激しい。ここでモンベルのレインウェアが大活躍。雨関係なく風を完全にシャットアウトできるだけで持ってきた価値はあった。登山三種の神器に含まれる意味がよく分かるなあ
15:00 剣ヶ峰到達(最高峰3776m)
五合目から最高峰までは5時間くらいかかったという計算になる。これ頑張れば日帰りもいけるな、その場合念のためヘッドライトは必要になるが。
そして剣ヶ峰に到達!3776m!日本最高峰実績解除!
撮影も終えて火口もひとしきり観察し終わり、火口周回ルートの残りを詰めにかかる。
15:40ぐらいから西から雲ががっつり吹き込み始める。逆に雲がほとんどなかった今までがかなりラッキーだったんだなと。視界は短くなり気温も一気に下がる。ここらへんで感じたのは夏山でも手袋があるとこういう場面で役立つだろうなということ。ただ今回は手のかじかみに悩まされる展開はなかったので問題なかった。あと、スピード出して登ってきてよかった。かなりタッチの差だった
峰を越える雲の様子をしみじみと観察しながらも周回ルートを終え、八合目まで下山して宿泊予定の山小屋に到達。
16:40 山小屋到達。
山小屋に泊まる初めての体験でワクワク。基本17:00に夕食、20:00に消灯、御来光を見に行く人は2:00起床、チェックアウト期限は7:00だった。結構閉じた空間ということもあって客と密にコミュニケーションをとるのかと思っていたけれど、別にそういうこともなく普通のホテルと同程度の感じだったのは少し意外。富士山だからというのもあるだろうか、もう少しメジャーでない山の山小屋ならあるいは違うか?次の日の予定も聞かれたが、御来光を見に行くか直で下山するかを迷っている旨を伝えたら別にどちらでも問題は無いとのこと。体調と天候に照らして決めることに。
夕飯はカレーだったが、正直に言ってしまうとレトルトカレーをそのまま提供してもらった方がまだおいしかった・・・温かい食べ物をこの高度で提供してくれるのはありがたいことなんだけどね、自分でカロメを持ち込んでいたからそっちの美味しさ+安さに比べてしまうとね・・・後の体調不良にも繋がるので若干のトラウマになった。食料は水ほど重くもないので基本自分で持ち込むことにしよう。ハンバーグの方はまだよかった。
先にネガティブなことを書いてしまったが、山小屋は雨風凌げて体温を維持できる寝床を提供してくれるというだけで十分にありがたいところであって、その機能は申し分なかった。二段ベッドで合計50床程度の部屋が2つあってだいたい100床程度、そのそれぞれの壁にフックがあってリュックを吊るしておける構造になっていた。寝袋はかなり暖かい代物で、自分でフリースを持ち込んでいて防寒対策はある程度できていたものの助かった。
トイレも排泄物の処理には相応のコストがかかるため、一回の利用ごとに料金が課される仕組みになっていた。幸い大のほうを催すことはなかったため、小で何度か利用する程度にとどまった。
20:00 消灯
山頂アタックまで一気に済ませて体力を消費していたこともあって、消灯前から意識が途切れ始めて爆睡モードに。そのまま翌朝まで目を覚まさないかと思いきやちょっとした問題があった。
21:00ごろ 体調不良を感じる
体調不良で意識が覚醒する。まず感じたのは激しい頭痛と嘔吐感を伴う気持ち悪さ、そして暑さ。おのずと呼吸が激しくなる。この時点で二つの可能性を疑った。①高山病②発熱。エチケット袋を構えていつでも吐けるようにしながら居間で嘔吐感に耐えていたら、そのどちらでもないことが分かった。高山病については、そもそも山頂まで登る過程で一切症状が出なかったので高度適応できていたし、呼吸の激しさは嘔吐感を抑えるためのものだった。発熱に関しては、フリースだけ着て寒い居間に出た時点で汗が引き始めて単純に寝袋+フリースが過度に重装備ゆえに汗をかいていたことが分かった。頭痛は、コンタクトレンズを付けてアウトドアで長時間行動して疲労するとよくなる類のものだ。
じゃあ結局何だったのかというと、単純に食べてすぐ横になって寝たためにリバースが起きたということだったっぽい。疲れていたから消化もあまりうまくできなかったのだろう。それに直前に食べたカレーが受け付けにくいもので、その上この日はカロメを既に2箱とココナッツサブレを1袋と割と多めに食べていたことが響いたのだと考えられる。嘔吐感を感じつつ、吐けたらすっきりするんだろうなと思いつつもうまく吐けず、2時間ほど耐えて(いつの間にか少し寝ていた)いたらちゃんと消化がうまくいったようで嘔吐感はおさまっていた。そこからはすごく気持ちよく寝た。
ちなみに、気持ち悪くなった要因にはログハウスの圧倒的風通しのよさも関係していると思う。床や壁が空気をがっつり通すので、匂いも通す。それゆえあまり好きでなかったカレーの匂いは漂ってくるし、また山小屋スタッフの食事の香り(焼肉?)もがっつりと香ってきて、胃のキャパシティがかつかつな上すでに就寝モードに入っている自分にダメージを与えた。ちなみに翌朝はタバコのにおいも直通してきてきつかった。
2:00 起きるものの天候悪し
御来光山頂アタックの時間ということで目を覚ましたのだが、雨が降っているようだ。それでは登ったところで太陽を直接見られるわけもなし、雨を受けながらの行程は面倒だ。自分が夜に体調を崩していたことも踏まえて再山頂アタックは取りやめ、日が出るまで山小屋に滞在してからそのまま下山することとした。
この選択は良かったようで、少し後に雨の勢いが急に増して土砂降りの様相を呈す。それでいて自分が行動し始めるタイミングには雨は止み、砂は程よく湿ってグリップ感を増していた。
4:30 起床
朝食の弁当もあったが昨日のトラウマで食べず。装備を整え、眼下の雲海と日の出直後の太陽に感動してしばらく見入る。このときには雨は止み、直上の雲がなく下を見渡せる適度な天候状態だった。
5:10 出発
下山直行とはいえ、須走口五合目からのバスが出るのは8:30ぐらい(始発は7:30なのでもっと早く出ていたらもっと早く乗れたっぽい)ということで時間にはだいぶ余裕がある。ということで、須走ルート下山側をまったりと時間をかけて下りることにした。
雨が降ったこともあって、登るのに苦戦した砂利道はグリップが効きやすくなっており、下りだと楽なのも相まってとても快適だった。ここで気づいたのだが、須走ルートは明らかに上り向けの道じゃない。下りを楽しむための道だわこれ。砂をザクザク踏みしめながら重力に任せて突っ走る喜びを味わえる。学びになった。次来るとしたら吉田ルートだが、下りだけ須走というのも一案としてアリかもしれない。
高度が低くなっていくにつれて空気が美味くなっていく。一呼吸で酸素が無限に入ってくる。今なら何でもできるかもしれねえ。そんな全能感を覚えながら途中で直線の下り斜面に遭遇する。体感斜度20度、砂利は均質で分厚い。これは道が、道を整備した人たちが走れといってるだろ!そう信じていよいよ文字通り突っ走り始めた。重力に任せて思い切り加速し、筋力は全て衝撃の吸収と姿勢の制御に振る。かかとから分厚い砂に一気に突っ込み、それによって一時的に砂利の水平面が形成されて姿勢が安定し、その繰り返しで猛烈に下りて行った。走ってる感覚としてはそれこそスキーのそれである。最高!このルートが「須走」である理由を身をもって体感するのであった。なお、踏み込んだかかとが十分に沈み込んで面が形成される必要があるので、十分に砂が厚い区間でしかこの走り方はできず、かなり贅沢なものだと分かった。
6:50 砂走り区間は概ね終わり、森林との再会
森林が戻ってきて初めて、山頂周辺が完全に無臭だったことに気づいた。匂いという匂いが無かったのだ。それは森林がそれ特有の落ち着く芳香を漂わせているためだ。人は「何かがある」ことへの変化には気づきやすいけれど、「何かがなくなる」変化には気づきにくいんだななどと妙に示唆的なことに思い至るなど。
途中で砂払い五合目の山小屋も通ったが閉まっていた。こういうところが開いてるかどうかというのは経営する人の状況が色濃く影響しているんだろうな。そもそも民間だろうしな。
7:50 須走口五合目帰還
帰ったら環境保護活動の人たちも、五合目だけに最大規模の山小屋の人たちも暖かく出迎えてくれてリラックスできた。シイタケ茶おいしい。シイタケの出汁は大好きだし塩分補給になる点もよく考えられている。
荷を整理したり土産を買ったりしつつバスが来た。
13:30 帰宅
バスに乗っている最中や御殿場駅でなどだいぶ雨が降っており、これを回避したのは相当の幸運では!?となっていた。途中お菓子を食べるなどしながら帰宅完了。無事に富士山チャレンジは完遂された!
振り返りポイント
天候
天候に関しては本当に運がよかったと思う。一日目の14時ごろまでに山頂アタックを済ませ、それまでのほとんど全ての景色を快晴の中で収められたのだが、15時以降は雲がかかり、翌日早朝に至っては土砂降りの雨になる始末。そして下山するタイミングでは雨は止み、バスに乗ってから雨が再開した。こう書くと改めてすごいな。
まだ雨を受けたレインウェアの手入れを経験していないので面倒だと感じていて、それが発生しないのは楽だった。が、これからも登っていくなら早めに経験した方がいいかもね。ゴアテックスはかなり親切な部類のようだからあまり気負い過ぎず。
けが
右かかとの靴擦れが激しくなり皮が剥けた。これに関してはそもそも靴擦れの種がなければ起こらないのだが、一昨日にスニーカーのせいで靴擦れができていたことが災いした。ただ、靴下と登山靴の強力なサポートがあると皮が剥けていようが大して痛みは気にならないので問題にはならなかった。
あとは左親指のすりむき。登山靴の紐をひっかけて転んだことが原因。登っていないときにはひもを緩ませているのだが、余った分の紐をどう邪魔にならないようにするか考えないといけない。
持ち物
一応持っていくか・・・からのきっちり機能して見直したやつ
- 絆創膏:左親指の傷を塞ぐ。傷の治りは阻害するが、行動に支障が出ないように+感染を防ぐために治りが遅くなることを承知で強引に傷口を一時的に塞ぐためには有効
- サングラス:高山では日差しも激しいので日光ダメージを防ぐために有効なのだが、砂塵から目を守るためにも有効なのだということを火山たる富士山で気づかされた。
- フリースジャケット:夏でも夜はやっぱり寒かった。寝袋でも十分といえば十分だが、着慣れた自分の衣服が暖かさを担保してくれることの心強さはそれ以上のものがある。ただしかなり嵩張るので、持っていく際には水分などの重量物の下敷きにして圧縮していきたい。
- 腕時計:スマホを手に取らずに一瞬で時刻を確認できるのはよい。あとは登山スタイルに腕時計は様になっていて、映えるなあと思ったので見た目的にもあり。半袖のときにも物足りない感じを埋めてくれる。かさばりもしないので持って行かない理由がない。
使わなかったやつ
- 制汗シート:汗は確かにかいたが、引くのを待ったり着替えたり次の日もそのまま着たりと他の手段で解決した。それに、山小屋は匂いをダイレクトに通すので、制汗シートの比較的良い方の匂いでも迷惑になる可能性がある。
- タオル2枚:意外と使わなかった。登山行程でわざわざ引っ張り出して汗を拭くことに意味を感じないので、必然的に用途は他のことに絞られる。今回は帰りに駅ホームのベンチに溜まった雨水を拭くために一枚使うにとどまった。まあ使いどころは広いので1枚持っていくべきだとは思うが、2枚要るかは議論の的。
- ズボン・靴下の予備:ズボンは意外とジャージの下だけで最後まで持った。上半身の方がリュックに挟まれて汗が乾きにくいこともあって頻繁な着替えを要した。短パンは使い所がなかったのでさらに要らない。靴下に関しては、予備は必要と思うので持って行ったことに後悔はないが、今回は2日間通して同じ靴下で全く問題なかった。
あればほしいなと思ったやつ
- ヘッドライト:例えば今回の行程を日帰りするなら、下山途中で暗くなる可能性は十分にあるのでヘッドライトが必要な装備になる。懐中電灯と違って手ぶらであるメリットは計り知れない。
- ストック:先述した通りストロングスタイルが好きなので、まあ機会が巡れば程度。
総括
雲のない快晴も早朝の雲海も、高山の薄い空気のきつさも初めての山小屋泊も、ゆるい登山者との交流も楽しめて大変に良い富士登山だった!
次はどこへ行こう。北岳か?