思念の滝壺

山に登る。

八幡平逍遥~山頂に広がる花畑~

はじめに

7/13(土)、八幡平を散策してきた。

東北新幹線と八幡平自然散策バスを利用することで、東京からでも日帰りで山頂散策を十分に楽しめたのでその様子を記録する。普段よりもあっさりした旅なので短めのエントリになるかも。

 

 

山行録

アクセス

八幡平山頂まで通じる「八幡平自然散策バス」が盛岡駅から運行している。

2024年度 八幡平頂上方面アクセス時刻表 | 岩手県北バス(公式サイト)路線バス・高速バス・貸切バスの情報

行きの便として9:10発のもの、帰りの便として14:50発のものを利用することで、八幡平山頂付近では合計3時間半の自由時間を得ることができる。

 

八幡平自体が広い山頂部を持ちゆるい散策に向いた山ということもあり、気軽な気分で現地へ赴くのであった。


山頂着弾

天気は良いほうで、雨の気配は全くなく辺りも明るい。しかし、ほど近くにあるはずの岩手山は厚い雲に遮られて見えず。

展望があるときは岩手山秋田駒ケ岳鳥海山まで見えるというのだから、立地と視界に優れた山なのだとわかる。見たかったなあ。

 

山頂近くに広々とした駐車場

 

よく整備された遊歩道を行く

火山の湿地帯と言えば沼

散策を始めてすぐに出迎えてくれたのは、爆裂火口跡にできた沼たち。火山とくればやっぱりこれがなくては。

鏡沼

めがね沼。名は体を表す

花畑最盛期!

展望こそなかったが、道沿いに多様な花々が咲き乱れる様子はまさしくここでしか味わえないもの。

道をぶらぶらと気楽に歩きながら、新しい花に出会う度にしゃがみこんで眺める散策。登山道を黙々と登る普段の山行とはまた違った楽しさがあって新鮮だった。

ミヤマキンポウゲ

ズダヤクシュ

ハクサンボウフウ。道沿いに咲く花では一番多かった

カラマツソウ

ハクサンチドリ

ニッコウキスゲ

名前が分からない!

名前が分からない!No.2

散在する針葉樹はオオシラビソ。
間隔も広いし樹高も低いので圧迫感がない

イワハゼ

イワカガミ

ゴゼンタチバナ

ハクサンシャクナゲ

コバイケイソウ

チングルマ

なお、ちょっと欲を出して田代沼の方まで足を延ばしてみたところ、途中で整備された木道は消えて登山道の様相に。山頂付近は全体が湿地帯なのでところどころにぬかるみもある。結果そこそこの土汚れを被弾した。

普段着にランニングシューズという気を抜いた服装で山頂を外れるべきではなかったなと反省。

田代沼。水分豊富な土地だ

 

そしてついでとばかりに登頂。山頂部は平坦だが、一応ピークは決められているようだ。

木組みの展望台も

 

湿原を歩く

頂上へ到達した後は、そのまま道なりに東方向、八幡沼の周回ルートを歩み出した。

 

こちらは特に湿地帯としての性質が際立っており、池塘をたたえた草原の中走る木道をたどりながら、咲き乱れるニッコウキスゲワタスゲに見入る素敵な時間となった。

 

八幡沼。湖畔でキャンプしたい(できないが)

澄んだ水

陵雲荘 泊まるならここで

豊かに広がる湿原!

チングルマパラダイス

ワタスゲパラダイス

ニッコウキスゲパラダイス

入り乱れる池塘

開放感

 

八幡沼の周回を終えるあたりでちょうどタイムリミットになったので、大満足で散策を終えたのだった。

秋田-岩手県

総括

八幡平に7月に来たのは大正解、湿原と花畑を気ままに散策できた最高の一日だった!

 

 

 

なお、今回の予定を軽い散策にとどめたのはここから重めの山行が続くため。

いよいよ日本アルプス夏山の季節だ!北アに行くぞーー!!