思念の滝壺

山に登る。

開聞岳登山~その道は螺旋の如く~

はじめに

先々週の屋久島に引き続き、鹿児島遠征第二弾を4/6(土)~4/7(日)にかけて決行した。

 

本エントリではその1日目、開聞岳登山を記録する。サクッと短めの登山だったので軽めにまとめたい。

 

 

登山計画

4/5(金)

最終の飛行機で羽田から鹿児島空港へ、近くの宿で一泊。

4/6(土)

朝にレンタカーを借りて薩摩半島の先端まで突っ走り、まず開聞岳へ登山。下山したら霧島市あたりまで移動して夜を明かす。

4/7(日)

霧島山へ登山。時間の許す限り行程を伸ばしてから空港へ帰還、夜の便で羽田へ戻る。

 

山行録

朝8時には鹿児島空港でレンタカーを借りたものの、鹿児島空港は県内でも最北部にあり、一方で目的の開聞岳薩摩半島の南端にある。同じ県とは思えないほど長時間の移動を要し、登山拠点のかいもん山麓ふれあい公園に到着したのは10:40のことだった。

鹿児島湾の海岸沿いの下道がかなり狭隘で全くスピードが出せないのも大きかった。高速道路に乗ることを学ばなければ。

 

公園到着時、天気は優れず、雨がぱらつく状況であった。海の中ににょきっとそびえ立っている(はずの)開聞岳の様相も雲に隠れて上部が見えないのは残念だった。

中腹からガスに覆われている

その一方でふもとの公園では、桜をはじめとした多種多様な花が咲き誇って見ごろを迎えており、素晴らしい眺めだった。せっかくキャンプ場もよく整備されているのに客が全然来ていないことがもったいなく感じるくらい。

 

キャンプ場を抜けた先で道の舗装が途切れ、本格的な登山道が始まった。

11:03 出発

開聞岳はきれいな円錐型をした火山ということで、富士山や羊蹄山蓼科山での経験上、道の斜度はずっと一定だろうなという気はしていた。

予想はその通りで、基本的にはほどよい斜度の道を、山に螺旋を描くようにコンスタントに登っていく行程となった。ただし、途中で仙人洞と呼ばれる洞窟があったり、山頂近くで梯子とロープで一枚岩を越える要注意区間があったりと変化もあって楽しい道のりだった。

3合目から9合目まで、1合ずつ細かく刻んで現在の地点を教えてくれて親切な道でもあった。

植生豊かな登山道のはじまり

石段が整備されてる個所も

5合目展望デッキ。残念ながら視界は開けず

仙人洞。山伏の修行に使われたそう

梯子区間

そして登頂!

12:30 開聞岳山頂

あいにくのガス

山頂では残念ながら展望が開けず。麓から見上げた時に予想されていたことではあるので落胆はしないが、山頂は吹き曝しで風がそこそこあるので休憩もそこそこに下山に入った。

登山道開整記念碑を見つけたりしつつ下山はさっくりと完了。

年号が正確に読み取れなかったが、大正に開かれた登山道っぽい

13:42 下山完了

下山後の晴れやかな景色(晴れではない)

翌日の霧島山登山も控えているので、濡れたレインウェアはできれば水分を飛ばしておきたい。コイン乾燥機が置いてあったので30分利用したが、出力がちょっと足りないらしく気持ち程度しか乾かなかった。30分でカラッカラにしてくれる家のそばのコインランドリーは優秀なんだな。

 

乾燥終了時点で時刻は14:30ごろ。明日へ向けて開聞岳を離れ、薩摩半島の北上を開始した。

白鳥温泉上湯へ

鹿児島市で渋滞に巻き込まれたこともありロングドライブとなった。霧島温泉郷へ到達したのは19時ごろで、開いている日帰り温泉は少なさそう...

と思ってネットで探していると、どうやら霧島温泉郷から車で20分程度の白鳥温泉上湯/下湯は20時までOKとのことだったのでそちらへ!

空いてる~、助かる

空き部屋があるとの貼り紙が!

快適な入浴でリフレッシュもできたが、さらに1枚の貼り紙が目に入った。空室があるので当日宿泊もできるようだ...!

もともと車中泊も辞さない覚悟で来てはいるのだが(宿泊予約を取るのが面倒だし行動予定も縛られるので)、泊まれるところが見つかったなら積極的に利用したい。

 

ということで当日宿泊の素泊まりで部屋を取ることに成功、快適に夜を明かしたのだった。

 

久々の和室

 

遠征2日目へ続く

鹿児島遠征2日目は霧島山へ登っていく。