思念の滝壺

山に登る。

屋久島縦走 後記 個人的振り返り

 

はじめに

屋久島2泊3日縦走について、反省点や特筆すべき出来事について振り返り、次に生かすための割と個人的な雑記エントリ。

 

縦走自体の記録はこちら。4つある。

trthff.hatenablog.com

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現地で買った傘の運用について

現地で、登山口への出発前に売店で傘を買った。険しくない区間で傘をさすことでレインウェアの濡れを少しでも防ぐ狙いだった。

良かった点 便利

宿泊時にとっても便利だった。

無人の山小屋においてトイレは外にあるのが普通なので、水汲みやトイレなどで外出する必要が出てくる。そのときレインウェアを着なおすのは結構な手間なのだが、傘があれば着替える必要なく手軽に外に出られる。快適さが全然違った。

ほぼ確実に雨が降ることが予想されるような宿泊山行では大いにありだ。

 

悪かった点1 山行中にさすのはさすがに論外だった

傘を差しながら歩いていると足元がお留守になるしバランスを崩しやすかった。

たとえ傾斜が緩かろうが、山行中はレインウェアに頼るべきなのだと実感。

 

悪かった点2 かさばった

折り畳みではない普通の傘だったので、いくら60cmでコンパクトめとはいえかさばった。

2日目の黒味岳往復あたりまでは手に持って歩いていたが、最終的にはリュックに外付けする形で何とかした。フォームパッドを横付けしていたので、それに沿うような感じ。それでもリュックの全高より高いため、枝に引っかからないよう気を付けて歩く必要があった。

傘を持っていくにしても折り畳みじゃないとさすがにダメ。それはそう。

 

おまけエピソード 匿名傘ぶっ壊しマン

2日目の夜、新高塚小屋での宿泊時のこと。持ってきた傘を玄関口の自分の靴の上に置いて就寝した。

翌朝。傘が壁に立てかけてあり「誰か使ったのかな」と思って手に取ってみると、取っ手部分と本体が分離しているではないか。どうやら誰かが踏んづけてぶっ壊したらしい。

誰か名乗り出て謝ってほしかったな。それっぽく壁に立てかけて誤魔化そうとするだけなのはとても残念だった。

山小屋にゴミを残していくわけにもいかないので取っ手も本体も自分で持ち帰った。

 

飛行機移動に関する知見

遅い時間に予約するリスク

屋久島から羽田に帰る便は一番最後の時刻を予約していたが、これは結構リスクがあることを実感した。ちょっと遅延するだけで終電に間に合わない可能性が出る。

遅延は安全上のやむを得ない問題に起因することがほとんどなので、フルサービスキャリアだろうが関係なく起こるときは起こる。

でかいリュックを預け入れるときには初めから有人カウンターで

50Lリュック+フォームパッド外付けだと自動荷物預入機を通らないことが分かった。

機械と格闘して時間をロスするくらいならはじめからカウンターに並ぶがよろし。

 

スマホ置き忘れ未遂事件

3日目最終日、楠川温泉からバスに乗って宮之浦に下りた際、スマホをバスの中に置き忘れかけた。

降車後にないことに気づいて慌てて振り返るとバスが止まってくれていた。なんと他の乗客の方がスマホの置き忘れを見つけて運転手に言ってくれたらしい。本当に感謝。

山行中のパンツならポケットが深いのだが、そのとき着ていた移動・睡眠用のパンツはポケットが浅めだった。そのため何かの拍子にずり落ちた可能性がある。速やかに運賃精算を済ますために財布に意識を集中させていたのも悪かった。(交通系IC対応ならスマホで決済できるから忘れなかったのに!)

改めて、席に忘れ物がないことの確認を怠らないことと、確実性の高いポケット(リュックでもよい)にしまうことを徹底するべし。

 

ずぶ濡れ時の気温と快適度

降り続く雨でずぶ濡れになっているとき、気温と体感での快適さの関係がどんな感じだったかを記録。

  • 20度ならまったく動いていなくても寒さは感じないレベル。
  • 10度だと肌寒い感があり、動いていないと冷える。動いていればすぐに体が温まり寒さは引いていく。

これ以下の気温にはそもそもならなかったので、これから経験する必要がある。いや一桁℃でずぶ濡れになんてなりたくないが。