思念の滝壺

山に登る。

英語メールの距離感の難しさよ

研究に関して海外の(年上の)学生とメールでコミュニケーションを行うことになった。

その上ちょっと頼み事。

 

最初は面識がないのでガチガチに固めたメールを送ろうと思い、書き出しはDear Mr. で始め、締めはフォーマルなSincerelyにした。

 

返ってきた返信は Hello (ファーストネーム), で書き出し、締めは Best, (ファーストネーム)。うおおカジュアル!一気に距離感が縮まってきた!

 

私は知り合って間もない人とはかなり距離を置いてしまう(丁寧に接する、という感じ)、どころか親しくなってもある程度の距離感はキープしてしまうタイプなのでこの返信には困った。こっちもファーストネームで呼んじゃっていいのか?馴れ馴れしいと思われないのか?逆に呼ばなかったらそれはそれで相手にはよそよそしいと思われるんだろうか?

 

堂々巡りのような考えと永遠に等しいメールマナーの検索の末、結局ファーストネームで呼んでカジュアルな感じで返事することにした。ただでさえ英語圏では身分の差による呼び方の違いといった概念は薄く、その上で今回のメールの相手は同じ学生なのだから、ファーストネームで呼ばれた後にDear Mr.で返すのがそれこそよそよそしいだろうという結論に至ったわけ。相手と距離を置きたい自身の自意識はとりあえず脇に置いといて、郷に入れば郷に従えスタイルに染まることにした。

 

相手との関係性を踏まえたコミュニケーション英語難しーー!!(アカデミック英語よりはるかに)と痛感すると同時に、日本語においても人と距離を置きすぎな自分を相対化して見れたような気がした出来事だった。もっと肩肘張らずにオープンにいければいいね。