はじめに
先々週の剱岳・立山登山で得た新たな知見や反省点について改めて振り返り、次の山行へ活かすためのエントリ。
振り返り
気づき
日焼け止めはめちゃくちゃ効くし夏には必須
実はあまり使ったことがなかった。徹底してこまめに塗っていたら、帽子をかぶらなくても顔がほとんど焼けなかった。恐ろしい性能だ。
サントリーの天然水2Lペットボトルは底が薄いため、当たり所が悪いと簡単に穴が空く
今回、おそらくアタックザックを地面に置いたタイミングで穴が空いた。今回は近くに山荘があったが、場面によっては致命的になりうる
ソロ山行で険しい道を行くとき、集中力の維持に大切なこと
- 前提として、人の集中力は1時間ももたない。
- そのため、危険な箇所に最大限の集中力を割り当てるため、意識的にリラックスし、集中力を回復させるタイミングを作る必要がある。
- 基準として、「その場ですっ転んでも大丈夫」といえるところでは適度に気を抜いて歩く
- そういう箇所がないなら立ち止まってリラックスする。
- パーティ山行は定期的な会話によって気分転換ができるため、自然に集中力を回復するタイミングが作られるのだろう。
- それがあまりないソロ山行だからこそ、意識的にやるべし
ヘルメットの有用性
落石・転倒の被害を軽減する効果は知っていたが、今回「頭上の岩や鉄棒に気付かず頭をぶつけたときに頭を守る」効果もあることを実感した。
軽くてつけてることを忘れるくらいには快適なので、積極的に使っていきたい。
お湯少なめ・湯切りせずに作るカップ焼きそばは意外といける
山だとお湯を捨てるわけにはいかないので必然そういう作り方になるが、そこそこおいしかった。
ベースキャンプを張って軽装でアタックは楽しい!
荷物が軽くて物理的に楽だし、精神的にもテクニカルなことやってる感じがして良い。
反省点
- 剱岳挑戦時、一服剱の手前あたり、道が一時的に細くなっており、右に切れ落ちている箇所で滑った。
- 落ちる滑り方ではなかったのだが、滑ったこと自体が問題だった。
- 核心部以外での事故が意外と多いというのはこういうことなのだろう
- 道の危険さの判断は「そこが地図上・評判上での核心部かどうか」ではなく「見た目的にそこで滑ったら致命的かどうか」にあるべき
- 剱岳8番鎖あたりで、足場の場所が悪く3点支持が維持できなくなり、両手の鎖で強引に突破した瞬間があった。
- 鎖を信頼したゆえではあるが、理想的には一度下りて確かな姿勢で登りなおすべきだと思われた
- 雷鳥沢キャンプ場で通路沿いにテントを張ったが、深夜に移動する人のヘッドライトが気になった。かなり遅くまで会話している声も気になった。
- しっかり寝たいなら通路からは離れたところに張るのが良さそう
- 移動が面倒という欠点はあるが、どうせ大した回数移動しない
- しっかり寝たいなら通路からは離れたところに張るのが良さそう
飲食物関連
- 行動食はかなりの量持って行ったが、それでも足りなかった
- 水分は2L+500mL、宿泊ごとに現地補給が基本形として完成した
次に生かすこと
- 破れるリスクの少ない水筒として、モンベルのフレックスウォーターパック2Lを買った。
- テント撤収時、ポールを抜く前にテントごと逆さにして砂を落とす
- テントを張る場所、人が多く通る通路からは離したい
- カロリーメイトをコンパクトに持って行きたい場合、あらかじめ袋に小さい穴を空けておく