思念の滝壺

山に登る。

北岳登山録~教訓と自戒の南アルプス~

8/22から8/23にかけて北岳を登ってきた。

初めての南アルプスということでワクワクしながらの山行であった。しかし、結果として無事に帰ってはこれたものの、その過程には反省が必要と思われる重大な問題が含まれていた。

そこへの反省、次回以降の登山において二度と同じ失敗をしないための教訓を記録するのが主目的になりそうなので、本エントリはいつもののほほんとした雰囲気よりも少し硬いかもしれない。

 

 

山行録

8/22

8/22は少し遅くから出発し、白根御池小屋まで登って余裕を持って明日に備えることにしており、実際そうなった。

8:30ごろ 出発

家から出発して甲府駅までJR中央線で移動。途中で猛烈に腹が痛くなるが車内にトイレがあり無事救われる。家出る前にはそんな兆候全くなかったのになあ。天邪鬼な腹め

12:05 広河原行バスに乗車

バスに乗車して広河原(北岳ダイレクト登山の登山口)まで移動する。平日だけど席はそこそこ埋まっていて、中には鳳凰三山の縦走をする?集団もいて本格的だなーといった感じ。ちなみに料金体系は通常の料金に加えて協力金(たぶん登山道の維持とか環境保全とかに使われる資金)を300円払うことになるのだが、電子マネーで支払う場合は協力金がそこに含まれていないため、バスの中で別個に払う羽目になる。せっかく便利な電子マネー決済を導入してんのにそれじゃ省力化されてなくて何の意味もないじゃん・・・協力金が含まれるのは分かったからユーザの支払いは統一させてよ不便だなあ・・・

早速愚痴になってしまったが、こんな急峻な山奥に夜叉神トンネルをはじめとしたインフラがきっちり整備されていることには感動した。バスガイドの話を聞くことには、1902年に来日した英宣教師が初めて南アルプスの近代登山への道を拓いたそうで、それまでは長く信仰の対象としての山岳だった。北岳に祠があったりとかしたらしい。あれだけ荘厳な威容を見たらそれは信仰の対象になるのもうなずける。

14:00ごろに広河原バス停に到着。

14:15 登山開始

野呂川を渡る吊り橋。出発後すぐにいいロケーションがお出迎えだ

橋から見た野呂川。川沿いでキャンプする人や釣り人を見かける。

天気は曇りではあるものの空気は比較的乾いていて、ちょうどいい気候という感じ。ただ、暑くて汗をかくし意外とバテやすくて、一日目は気楽に汗をかかずいきたいという思惑は外れて着替えを消費することに。

登り始めてさっそく下山ルートに予定していた大樺沢が通行禁止になっているのを見かける。なら下りも御池小屋経由になるな。

御池小屋までのルートは一本道で判別しやすく、また基本は峰をなぞるだけであるため問題なかった。途中にベンチが設置してあり、第一ベンチ、第二ベンチで区間が判別できるようになっている。

断崖を通る橋。さりげなく怖い道が紛れ込んでいる
16:05 白根御池小屋到着

標準コースタイムは2時間半程度らしいが、2時間かからずつけたので上々。

白根御池小屋は10年ほど前に雪崩で倒壊し、その後立て直したとのことで、すごく立派かつきれいな山小屋だった。水も近くの渓流から採取しているらしく、水道やトイレでかなり潤沢に使うことができてありがたい。土壌が火山性でない(=水はけが良すぎない)ことも水がこの高度で取れることに関係している?

白根御池小屋。近くに名前の由来となる池とキャンプ地がある。

富士山の時とは異なり、ここでは宿泊に際してインナーシュラフに入ることを要求された。布団に直だと汚れるからね。また、部屋は細かく分かれており、部屋ごとに4人ほどが泊まれるようにパーティションが設けられていた。使える空間は潤沢、そして乾燥室で服を干すこともできてとにかく至れり尽くせりだ。

今回は前回のトラウマを踏まえて食事なしの素泊まりで行ったのだが、ちょっと後悔した。漂ってくる匂いはわりとおいしそうだし、これだけ豪華な設備ならおいしい料理を提供できてもおかしくなかった。食事つきにすべきだったかぁ。泊まる山小屋のレベルに応じて判断を変えるのが吉か

消灯は8:30でやや遅め。それまでは置いてあった山と渓谷を読むなりして過ごした。単独行のすすめみたいな特集回もあって、単独行べつにダメなことじゃないんじゃんと思い直すなど。山に入ると看板に「一人で入るな」という旨のことが絶対に書いてあって嫌な気分になっていたが今後は気にしないことにする。

8/23

いよいよ山頂へアタックする日。その後間ノ岳までチャレンジするかは登ってからの調子と時間次第だと考えていた。広河原バス停の最終便が16:40でそれまでに間に合わせるのはかなり厳しいと最初から分かってはいたが。結局間ノ岳に行くことはなかった。

4:37 出発、草スベリを登り始める

明るくなる前から当初予定していたルートである草スベリを登り始める。それほど早く行動開始した理由としては主に二つあって、

  • 山頂付近での行動時間に余裕を持たせたい。
  • 買ったヘッドライトの性能を試したい。

というのがあった。

最初に背の高い花の間を通る細い道があり、標識からそちら方面が草すべりであることも確かめたうえで進み始めた。ヘッドライトは足元を照らすのには十分な照度があり、また標識の確認にも役立ったという感触があった。細い道が終わるタイミングから次第に登りの角度が急になっていき、足元は枯れ沢の様相を呈し始めた。登山道として現実的な道にいつかなることを期待していたが、むしろ道の過酷さは増す一方、気づいたらロッククライミングレベルの斜度の中を四肢のみで必死に登ることになっていた。後ろを見ても、明らかに安全に下りることは無理であろう急斜面。もう戻ることはできなくなっていた。

目の前の登りもさらに斜度が急になり、そろそろ無理かと思い始めた段階で、右方向に登山者が見える。そこにはきちんと登山道の体をなす蛇行して整備された道が。そっちが本来の草すべりだったのか!!となりつつ、崖レベルの斜面をほとんど無いといってもいい足掛かりを全身をフルに使って捉え、トラバースして道にたどり着くことに成功した。

この状況に陥った当時は脳内物質ドバドバだったのか恐怖の類はあまり抱かなかった(あまりに急斜面で落ちたらヤバいことは理解していたが、それですくんで動けなくなるのが最も危険だから、短期決戦で解決するしかなかった)のだが、冷静になって改めて振り返ると大問題だった。これについては後半に独立した項目で改めて原因と改善策について分析・検討したい。

6:44 北岳肩ノ小屋

肩ノ小屋は峰にあることもあって御池小屋よりこぢんまりだが、キャンプ場もあり、テントから起き出す登山者で活気があった。

第二高峰から見える第一高峰、富士山。とても綺麗な映り

鳳凰三山。これを鳳凰と名付けるネーミングセンス、すばらしい

小太郎山。北岳から分岐し、野呂川に囲まれて行き止まりのちょっと孤立気味山。

肩ノ小屋に着く手前ぐらいまでは雲が少なく、上の写真からも分かるように周囲の山々が綺麗に見えて非常に良かった。それ以降は雲が増え、再び晴れるのは下山を開始して以降となる。山の天気は気まぐれだからね。時の運なので仕方ない

肩ノ小屋から山頂まではおよそ40~50分らしい。そこを登り始めた。登山道は本格的に稜線をなぞるルートになり、途中かなり大きい岩々で構成された急坂になった。ただもっと足場の悪い過酷ロッククライミングをやってしまっていたため相対的に楽だった。

7:27 北岳山頂

到着。山頂は残念ながら視界が開けず。写真を撮りつつ、あまり長居はせずに出発することにした。間ノ岳北岳山荘へのルートと下山道の分かれる吊尾根分岐までとりあえず行き、その上で今後の行動を決めようと思ったため。また、風がそこそこある山頂部で休み過ぎると体が冷えるため。

山頂。隣に自分が映っているがブログ用にトリミング

肩ノ小屋手前あたりから見えた北岳山頂。北アルプスと比べると比較的穏やかな見た目をしている

吊尾根分岐に到着後、標識に書いてある間ノ岳まで2時間40分というタイムを見てさすがに諦めた。頑張って短縮しても2時間はかかるだろうし、それを往復したら4時間。下山用の3時間半を加えて7時間半。足し算したら最終バスまでにはぎりぎり間に合うが、それだけ長時間の行動を問題なくやり通すとは考えない方が良いだろうと思った。ということで下山を開始。まず八本歯のコルを経由することになる。

8:30 八本歯のコル

知らなかったのでコルの意味を調べた。峰と峰の間の鞍部だそうだ。八本歯のコル=北岳山頂と八本歯の頭の間のコルということか。確かに、左右両方が断崖の中で急斜面をハシゴを使って下りたので鞍部になっていた。向こう側に見えた八本歯の頭は相当切り立っていたうえ、そこまでの道はハシゴやロープで構成されていてめちゃくちゃ怖そうだった。

八本歯の頭。これ見よがしにかかっているハシゴやロープ。過酷すぎんだろ。奥には偶然富士山も映っている

下りてきたハシゴ。これを立って下りる勇気はなかったので座りながら一歩一歩下りた。

下山道の右に見える圧倒的断崖。谷まで一気に見通せてしまう恐ろしさ

コルを始点とした下山道は、途中大きな岩で構成されたザックリした急坂になっていてなかなか面白かった。一つ一つの岩が本当にデカいので、間に物を落としたら拾えないし足掛かり探しにもそれなりに気を遣う必要がある。下りは楽なのだが、この中を登っていった人たちは割と大変そうだなと思った。あまり「ここが道です」みたいなのがなくて好きに登ってくれって感じだったし。

途中から沢に合流して、横に小川が流れる中を下りる。一個一個無駄にデカいくせして固定されておらず足場にならない石ばかりのクソルート、と思いきや本来のルートはその沢よりも少し左の盛り上がったところにあるルートだったぽい。これも草すべりインシデントと似ていて、もう一回起こったことには意味があるので反省点を後述する。

沢に残る雪渓。絶対踏みたくねえ

大樺沢と御池小屋ルートの分岐地点では大樺沢側が通行止めになっていた。やはり。ということで御池小屋を経由しに行く。

10:50 白根御池小屋

ここに着いた時点で欲が顔を出す。12:00に広河原→甲府のバスが出て、それ以降となると2時間後の14:00になるのだ。できれば12:00に間に合わせてゆったり帰りたい!下りをぶっ飛ばし始めた。

コースタイムは約2時間。2倍程度の短縮ができれば間に合うことになる。

11:50 広河原バス停到着

結果的に間に合った。移動時間まさかの1時間。どうやら、標高が低いところではコースタイムよりも圧倒的に速く移動できるらしい。その一方で山頂付近だと(ロッククライミングの疲れもあって)コースタイムと同程度になった。低酸素に運動量が制約されてしまうことが原因になりそうだ。空気が薄い中で効率よく運動できる能力が身に着くとよさそう。

だが、足を滑らせた場面もあって、あそこで急いだことは山をなめていた気がする。低標高で峰ほどの危なさはないだろうという思いもあったか。

バスに乗る前に着替えたかったが、バスの関係者に急かされてそのまま乗る羽目になった。その後出発まで10分ほど結局猶予があったので着替えれたじゃんとその人々を恨む。まあ向こうはこちらが12時便に気付いていないという前提での良心だったのだろうが、こちらとしてはそれに気付いていたうえで「その催促には本来の予定時刻よりも早く出発するという意味合いがあるのか!?」というすれ違いが発生していたのが問題だった。

バスの中ではあまりにぶっ飛ばしたことにより気持ち悪くなりながらそこそこ辛い時間を過ごす。甲府駅ぐらいで回復した。

13:50 甲府駅

体調が回復。昼ごはんがちょうど食べたくなるタイミングだったので、駅内で飲食して帰ることにした。

駅内5Fにはいろんな飲食店があり、その中のほうとうは以前に食べた。今回は冨士山うどんなるものが気になったのでそこで食べた。

冨士山うどん(つけ)。

うどんはコシが売りだったが、確かに尋常ではないコシと圧倒的な太さのうどんだった。コシが強すぎてもうコシどころではないというか、固くてつゆも絡まないしすすりにくいしでなかなかのインパクトだった。ワシワシと食べ甲斐はあったが。ちくわ天おいしかった。給食で好きだったのを思い出す。つゆは味噌ベースで太いうどんに合わせるため濃い目。

15:00 甲府駅出発

初めての特急乗車。チケットの買い方も乗り方も車内の快適さも新幹線と変わりなかった。つまり違うのは軌道の規格と速度と車両性能ぐらいということなのだろうか。

17:00 帰宅

日が暮れる前に到着までいけた。山頂到着後即座に切り返したため結果的にかなり時間に余裕のある行程となった。

インシデント分析・検討・反省

草すべり誤解インシデント

今回の山行における最も重大な問題。通常の登山道を登っていると思い込み、気づいたらロッククライミングのごとき急登になっており、下る選択肢が無いなか登り続け、横にあった本線を見つけて怪我無く済んだ。

振り返ってみるとこうなった原因は複数存在する。

  • ヘッドライトを試してみようと思い、ルートの発見には慎重になろうと思っていたはずなのに結局間違えたこと。ヘッドライトの光量は足元や正面の看板を照らすには十分だが、周囲の景色をまんべんなく見渡すには不十分だった。これのままでいくなら、あくまで非常用としての使用にとどめた方がよさそう。
  • 地形図をしっかり読み込めていなかったこと。草スベリの本来のルートの左側に灰色の破線がしっかりと書いており、「登山コースでない道」として警告されていた。そして、等高線からみてもそれが沢を直接なぞっているのは明らかで、私がここを登っていたのだった。登ると決めた道は、等高線からイメージを膨らませつつこういった道の勘違いが無いかよく読み込んでおかなければならない。

    問題の区間(白枠)。500m直登といいつつ、本来の登山道はちゃんと蛇行している。その左にグレーの破線でさりげなく沢の底を道なき道が走っている。
  • 斜度が急になり始めたタイミングで疑問を持たなかったこと。また、こういうロッククライミングレベルで斜度のある道は通常の登山道とはいわないという肌感が身についていなかったこと。
    • こういう道は普通の登山では出会わない(出会ったら何かおかしいと思うべき)という感覚は今回身に着けた。
    • 疑問を持たなかったことについては、斜度がグラデーションで徐々に上がっていったことも影響している。このことへの対策はかなり難しい。そもそもそういう道にはじめから入らないようにすることが最も大事だと思う。
  • 右から登山客の声が聞こえたタイミングで疑問を持たなかったこと。割と何度も右から聞こえていた。地図を見てもわかる通り、草スベリの右側に登山道はない。つまり自分が草スベリではない何かを登っているということに気付かなければならなかったのだが、そのときは自分が正しい道を登っているという正常化バイアスが働いており、あまり疑問に思わなかった。

一つの重大な問題に行き当たるまでには、いくつも原因が積み重ねられているということがよく分かる出来事だった。やるべきことをまとめると、暗い時間帯での行動はなるべく避け、あらかじめ勘違いしやすいルートが無いか地図を読み込み、沢や尾根とルートの位置関係も把握し、登っている最中にも地図と現在位置を照合するのを怠らず(分岐では特に)、視線を高くして周囲の声にも耳を澄ます、といったところだろう。

下山道誤解インシデント

道を間違えた問題その2。沢を下りるものと思い込んでいたが踏みづらく固定されていない石ばかりで安定せず、また斜度も急になっていた。その左、沢から少し外れ盛り上がった土手に蛇行した登山道があった。

これは前を行っていた人が沢を下りていたことも勘違いの原因にあるのだが、それにしても疑わなすぎである。

草すべりと合わせて2回の似たインシデントを踏まえて得た教訓としては、

  • 沢を直線的になぞる登山道など基本的に存在しない。まっすぐ行ったら人に登れない斜度になるし、足掛かりにならない岩でゴロゴロしているからだ。沢を基準にしたルートであっても、その横の蛇行して整備されたルートになっていることが基本である。何かおかしいと思ったら地形図を見る、そして周囲を観察する。

靴紐ひっかけインシデント

靴紐のリボン結びで輪になっている部分を岩に引っ掛ける場面が一度あった。普段は輪になっている部分は足を締め付けクロスしている箇所に通して固定しているのだが、その固定箇所が普段より手前であり、輪が大きく余っていた。これをやる理由は紐がほどけにくくするというよりは引っ掛けるリスクを軽減するためと理解。今後は輪が大きくならないよう固定したい。

脛が危ないインシデント

八本歯のコルからの下山中、ゴツゴツした鋭利な岩が多く、それと脛をかすらせて思いっきりぶつける寸前になることが多かった。これもケガの原因になりそうだった。もっと自分の体と横の岩の距離感を掴みながら動く必要がある。

下り急ぎすぎインシデント

御池小屋から広河原バス停にかけて、バス出発時刻に間に合わせるために急ぎすぎた。結果として足を盛大に滑らせる場面が一度あり、思い返せばかなり危険だった。

まず、コースタイムの半分でというのは行けないことはなかったがかなり無茶だ。安全性を軽視している。それを前提にした予定は立てるべきでない。

次に、間に合わせるために急ぐ、という思考が登山全般においてあまり良くない。急がなくても着くように全ての予定を立てるべきだ。したがって、基本的にはコースタイムベースで計画を立て、自分の速さゆえに余った時間は報酬としてまったり享受するぐらいのメンタリティが良いと考えられる。

今回で言えば一本後の便(14:00)に合わせるため、御池小屋で一息つきつつ下りもまったり行くのが良かっただろう。

ちなみに、ここの全力ラストスパートのせいかそれともロッククライミングのせいか、翌日には全身筋肉痛になった。(ふくらはぎ、太もも、尻、肩、腹斜筋)

装備の良し悪し

持って行って良かったもの

山と高原地図スマホでも見れるには見れるが、広い画面を一覧でき、登山に関するアドバイスもしっかりとあるのは頼りがいがある。これを全エリア毎年改訂しているのは心底すごい。

ヘッドライト。コンパクトで軽いのでいつでも忍ばせておきたいが、照度が控えめなのであくまで非常用になるだろう。あと単3電池の予備も持っておきたい。

インナー。シャツだけ直接着るより汗をかいたときのベッタリ感が軽減されていてよかった。

持って行かないことを選択し結果的に問題なかったもの

フリース。小屋があまり寒くならなかったしそもそも標高が低めのところにあった。それに布団に包まれて寝れるので半袖で大丈夫だった。

今後持って行きたいもの

サングラス。リュックの横に巾着を結ぶ形で運んでいたところ紛失してしまった。今回の勉強代&身代わりになってくれたのだと思うことにする。新調しよう。

歯磨き道具。小屋によっては水が自由に使えるところもあり、そういったところでは歯を磨きたい。

ストック。普段使わないにしてもあると心強そう。

手袋。けがの防止+強風の中かじかまないように。

あと山中であったかいコーヒーが飲みてえ!!

食べ物

持って行ったのはカロメ*2、クリーム玄米ブラン、グミが2袋。下山完了時点でカロメが1箱余っていたのでエネルギー的には足りていたのだが、温かい食べ物がないと精神的に物足りない感があるのを感じた。御池小屋では温かいお茶を無限に飲めてその分を埋めてもらったが。山小屋に泊まるのなら食事は出してもらうのがいいかな。

飲み物

富士山と同様、2L*2+500mLという構成。出発前や小屋で水分を別に補給していたこともあって1Lほど余った。山小屋で補給できることも踏まえるともう少し少なくてもいいのかもしれない。

着替え

シャツはやはり最低3枚欲しいし、パンツも3枚、ズボンは2枚欲しいところだ。

総括

初めての日本アルプス、連なる峰を渡り歩くワクワク感や周囲の威容を楽しめた!が、その過程には改善が必要な反省点がいくつも存在した。北アルプスにチャレンジするにはまだ少し早いので、比較的小規模で近場の山で経験を増やしつつ、山の格に捉われずシンプルに山を楽しんでいきたい。

次回は両神山かなあ。近場で日帰りできつつ、鎖場が体験できるらしい。