思念の滝壺

山に登る。

北海道1週間レンタカーの旅! ⑦雌阿寒岳登山&帰還編

はじめに

北海道レンタカーの旅、8日目最終日。

 

7日目はこちら。

trthff.hatenablog.com

 

 

8日目はついに北海道で過ごせる最終日、雌阿寒岳を早朝にさっと登りつつ、新千歳空港まで帰還する!

 

8日目:9/23(土) 最終日まで中身たっぷり

雌阿寒岳チャレンジ

例のごとく朝は3時ごろに起きてドライブを開始、道の駅あしょろを出発して、雌阿寒温泉登山口まで車を走らせる。

朝食を食べたり装備を整えたりして4:50には出発。雌阿寒岳ピストンは標準コースタイムがかなり短い(4時間!)ので、ここを登っても残り時間で余裕をもって新千歳まで帰還できるという目算だった。

 

なんとこの山にも、羊蹄山と同じように1合目~9合目の標識が取り付けてあった。獲得標高が羊蹄山の半分程度なものだから、1合目に着いたと思ったらあっという間に2合目、そうこうしていると3合目という感じでサクサク数字が上がっていった。旅で最後の山行にはちょうど良い感じだ。

 

幸い天気は晴れ。朝日で赤く染まる空をバックに楽しい上りだ!

ハイマツ越しに広がる雲海。

低めだけど形の良いピークが

雌阿寒岳

火山らしく後半は植生が途切れ、砂と石の登山道を登って火口辺縁に到達。ここからの景色が素晴らしかった。

噴煙噴き出す火口。地上から見上げた印象とは真逆の激しい山だ

そびえ立つ雄阿寒岳、そして取り巻く阿寒湖を覆う雲海。

そして6:20頃に登頂。

こぢんまり

と思ったら足元に

日差しは強いが、同時に風も強い。あまり山頂には長居せず、一通り阿寒湖一帯の変化に富む風景を眺めた後に下山した。

阿寒富士。富士の名の通り、形が良い

変化に富む地形。面白いフィールド

7:30には登山口へ帰還。

 

登ってきての印象としては、地元から大事にされてるし、登山者にも優しい良い山だな~という感じだった。それでいて、いざ山頂へ登ってみると噴煙と鮮やかな火口を見下ろすことができ、内に持つ激しさとのギャップを楽しむことができる。

 

阿寒富士に雄阿寒岳、阿寒湖と周囲の美しい地形にも恵まれ、最高のフィールドだ。やる気と時間があれば、一日で雌阿寒岳・阿寒富士・雄阿寒岳の制覇も可能だろう。

 

雌阿寒温泉は強烈な硫黄泉が体験できるそうなのだが、時間の都合でまだ開いていない。

路端に温泉が平然と流れている

代わりに近くのオンネトーへ寄ることにした。

オンネトーに車を停める。

雌阿寒岳に阿寒富士が湖面に移る!

短い時間ながらも阿寒の魅力を存分に堪能することができた。

 

ここからは新千歳へ向けたロングドライブの始まりだ!

 

目指せ空港、延々ドライブ

新千歳空港は遥か彼方、一気に走り切るのはさすがに無理なので、道中の道の駅を目的地に設定しながら休み休み走っていった。

寄ったのは

  • 道の駅ピア21しほろ
  • 道の駅おとふけ
  • 道の駅 樹海ロード日高
  • 道の駅 夕張メロード

だった。道の駅おとふけから樹海ロード日高にかけて、日高山脈を越える峠道がとくにきつかった。山道なのでスピードの制御に気を遣ううえ、前後からトラックに挟まれてプレッシャーがかかり続けていた。ここまでに培ったなけなしの運転技術でこの局面を捌き切ったことを褒めてほしいぐらいだ。

 

そして15時ごろ、大いに時間に余裕をもって千歳市に帰りついた。レンタカーの返却時刻は19時ごろである。コインランドリーに寄って服をリフレッシュ。荷物も整理して万全な状態でレンタカーを返却した。

市内の木で見かけたリス。かわいい

ふと走行距離を見ると、1300kmを超えていた。

!?

検証内容:ペーパードライバーが1300km走るとどうなるか。

検証結果:ドライブに躊躇がなくなるし、駐車も問題なくできるようになる。ただし、市街地はまだあんまり走りたくない。

成田空港から私は帰れるのだろうか

新千歳空港では、お土産としてロイズのチョコを買いまくる。チョコは大好きだし、以前食べたポテトチップチョコレートが想像を超えて美味しかった記憶がある。

 

荷物の重量は出発時よりも減っていたため、お土産の分を含めても手荷物重量には余裕をもって収まった。

 

あとは帰るだけなのだが帰りの便が遅延。元が20:40新千歳発、22:15成田着の便であったため、ここから30分後ろにずれて成田から東京方面への終電が怪しい状況になってしまった。私は成田を脱出できるのか...?

 

結論から言うと、なんとか間に合った。京成スカイライナーの終電を緊急で予約したのだが、成田第3ターミナルビルから第2ターミナルビルへの無料バスが出発するまでの時間を悶々としながら待ち、到着するや否や駅へ向かって爆走して間に合わせた。

 

安いからといって深夜早朝枠のLCCを使うのは考え物だなあ、よりによって初めての利用で遅延するわけだし。

 

無事に家まで帰りついたあと、車内生活にすっかり慣れたせいで、自分の部屋に対する違和感がしばらくあった。翌日の日曜日は予備日として空けておいたため、十分に休んでから日常生活へ戻っていった。

 

旅の総括?

ここで総括するのも難しいぐらいに盛り沢山の充実した旅だった。それぞれの日が独立した旅行ぐらいの濃度なので、もうここまで書いてきた各エントリに全てを任せ、総括は放り出そうと思う。登山に関する反省点とかは個人的にまとめておくかも。

 

強いて言うなら、レンタカー車中泊という初めての経験で不確定要素が多い中、無事にやり遂げたことを誇りたい!

 

楽しかった!