はじめに
9/16(土)から9/23(土)にかけての1週間、北海道をレンタカーで旅してきた。
第一の目的は「北海道の山々に登りたい!」
第二の目的は「ついでに観光したい!」
第三の目的は「ついでにレンタカーを運転しまくってペーパードライバーを解消したい!」
って感じで、車中泊でひたすらに各地を走り回っていた結果、気づいたら走行距離が1300kmに達していた。...自分でもびっくりである。
その間、コンスタントに山へアタックした結果、合計で5座の山々を訪れることができた。そして、休憩時間を使って各地でおいしいものを食べて観光できた。ペーパードライバー解消に関しては、そりゃ1300kmも走ったらすっかり車の運転に慣れきってしまった。
ということで、3つの目的がきれいに達成された旅になった。
いい写真も撮れたし、記録しておきたいことも多い。なので、これから数個のエントリに分けて旅の記録をつけていこうと思う。
1日目:9/16(土) 北海道上陸・試されるペーパードライバー
東京を出発するので、北海道への移動には飛行機を使った。
搭乗時刻が6:30のLCC便を何も考えずに予約したのだが、東京から成田への始発を使っても間に合わないということが後に判明。こういう不便な枠を使うことでもコスト削減してるわけか、LCC。
文句を言っても仕方ないので、覚悟を決めてターミナルビルのベンチで夜を明かすことに決める。持ってきたアイマスクで睡眠体制を構築!
幸い体力はあるので、それを活かして節約できるところは節約、短縮できるところは短縮していく。ハードモード旅の始まりである。
そしてフライトへ搭乗、10kgを超過した預入手荷物から寝袋を取り出すハプニングがありつつも新千歳空港へ無事到着。
あらかじめ空港へ宅急便で送っておいたリュックを受け取り、スーツケースと合わせて、これから一週間を車中泊でやり抜き、登山も完遂するための完全装備が整う。やったるぞ!
レンタカーの受付から手続きをして送迎バスに乗り、いざ1週間お世話になる車と対面。今回貸しだしてもらったのはスズキのワゴンR(グレー)だった。
スペースが広く人一人が過ごすには十分、そしてフルフラットにすれば車中泊も問題なくできる。それでいて小回りが利く初心者に優しいワンボックスカーということで、この旅においては最高の相棒に違いない。
車の方は全く問題ない、どころか非常にすばらしいのだが、問題は運転手の方である。YouTubeで運転教習系の動画を事前に見漁ってきてはいたものの、どうしたって自分でハンドルを握る状況は久しぶり。いざ最初の目的地である羊蹄山へ向けて発進したはいいものの、自動車学校以来の運転感覚に戸惑い、周りのスピードに合わせなければならない緊張感に苛まれ、そして休もうにもちょうどいいコンビニなりに入るタイミングが掴めないし、駐車にも自信がない。この最初の数時間が正直一番怖かった。途中支笏湖沿いを走ったのだが、景色を楽しんでいる余裕が一切ないほどだった。
ただ、とにかく慎重な運転を心掛けた結果、事故を起こさず車通りの少ない農村部まで脱出することに成功!疲弊を代償に、魔の数時間をなんとか乗り切ったのだった。
車を停めてようやく休むことができたときにはすでに羊蹄山が目に入る位置。チーズ工房タカラというところでソフトクリームを食べながら休憩した。
ここで少し駐車練習をできたこともあり、若干の余裕が出てくる。千歳市内と違って後続の車に追われることもほとんどない。ここから本日の宿泊地、真狩キャンプ場までは比較的楽な行程だった。
13時20分ごろ、真狩キャンプ場に到着。
千歳でも道中でも全く買い物をしている余裕がなかったため、ここにきて初めて買い出しを行うことに。
真狩村市街地のコンビニまではかなり距離があったが、もう今日は運転はこりごりじゃ!!ということで2時間ほどかけて歩いて往復した。天気が良かったので、純粋に散歩として楽しかったから結果オーライ。ついでに道民の魂とうわさのセイコーマートを利用する実績を解除できた。
車内でちょっとした宴を楽しみつつ、明日も天気はさほど悪くない予報なので、翌朝は羊蹄山に登る予定で就寝した。
②へ続く!
(なお寝心地は意外と悪くなかった模様。)
おまけ:初心者が旅先でレンタカー車中泊をするためのコツ
- 初心者マークは持参して貼るべし
- 周りから意識してもらえるので、おのずと車間距離を詰められることが減るし無理に割り込まれることもない。
- 車で移動するときには、目的地を一点明確に定めてそこに到着することに全力を尽くす。その際カーナビは必須。
- どの道のどっち側にあるどんな建物の駐車場かまで分かっていないと、ちょっとしたことで目的地をスルーしてしまったりして、時間をロスするばかりか次第に焦りが出てくる。カーナビに目的地が登録されてないなら、住所をググって番地まで入力すればよい。
- アイマスクがあれば、街灯の明るい場所でも快適に寝られる。耳栓もあればなおよし。