思念の滝壺

山に登る。

MTGアリーナ始めた件

MTGアリーナ,めっちゃ楽しい

 

初期配布デッキがもうそこそこの性能なので適当なランクまではすぐに上がることができ,しかも配布デッキの数が総勢15個(単色5個,友好2色5個,敵対2色5個)なのである程度のカードプールが約束される.

 

課金もそれほど額が必要ないらしいということで,今回ウェルカムセットを買って初めてシールド戦に挑戦してみた.

引いたレアで目立ったのは緑の1体と赤緑の1体.それぞれ土地に関係する強力な能力を持っていてシナジーが組めそうだった,かつコモンにアクームのヘルハウンドを引いていた,かつ赤緑の裏面土地呪文を複数手に入れたので赤緑でデッキを組むことを決めた.なお,キッカー系の能力は優秀なものがなかったのでほとんど採用しなかった.

初のシールドデッキは実際のところかなり活躍したと思う.(プレミもあったが)

結果は4勝3敗,最初3連勝でこれらの試合ではヘルハウンドによる先制→除去を使わせてからのボムレアを着地という流れをきれいに決めることができ,また土地を出し続けることもできたため存分にデッキが回転して勝つことができた.その後流れは失速し,1敗したのち1勝,そののち2連敗という形で終了した.最後の2戦で当たったお相手は非常にうまくデッキを組んでいた印象だった.正直かなりシナジーを組んでいただけに,もう少し勝てていてもおかしくなかったと思う.構築面,プレイング面の双方でもう少し練っていけるといい.

感想としては,自分は初心者なので,カードプールを限定して平等なフィールドの上で戦えるのが非常に楽しかった.加えて,自分でそれぞれのカードの性能をよく吟味してデッキを構築するので,新弾のカードがよく理解できるし,シールド戦が終わった後も自分が使って頼りにしたカードに愛着が湧くのがとても素敵だった.

相手がカウンターを乗せて大型化を始めた段階でもう止めることは怪しかった.自陣のパワー依存の除去は2枚入っていたものの,それ以外の妨害手段に乏しかったことは否めない.

ただまあ,サポート系の呪文ですでに非クリーチャー呪文が増え過ぎていたし,妨害を無理に入れてもこちらのデッキパワーが下がるだけだろうと思われたので仕方ない面もある.あくまで今回自分が目指したのは土地・上陸主体のデッキで,上陸でパワーを底上げしていく梢のベイロスとヘルハウンドと裏面土地を積み込み,土地をクリーチャー化できるエンチャントや土地をサーチする呪文,土地を追加プレイできる呪文などを豊富に入れて自分のやりたいことを全力でプッシュする形にしていた.本当にうまく決まったときは酷かった.自身のクリーチャーが全て土地と化し,土地が出るたびに自陣の0/1植物トークンが4/5の化け物になる.

4勝したことで,元が取れるまではいかずともパックをかなりお得に買ったことになった.それにパックを買うこと自体が遊びになるのがいい.ドラフトは勝ち続けるとずっと元が取れて資産が増えるらしいので,もうすこし上達したらドラフトにも挑戦してみたい.今回で構築よりリミテの方を重視するプレイヤーが多い理由が分かった気がした.これほど面白くかつメーカーにも恩恵の大きい遊びを考え出すとはウィザーズも商売上手だ.さすがカードゲームの祖といったところか.